早産や病気などで小さく生まれたNICUでがんばった子どもたちの家族会

代表挨拶

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平成18年11月、23週1日、452gで第2子を出産しました。その日の夕方までいつもの生活をしていたのが一変、突然の大出血。緊急搬送、緊急手術。原因は常位胎盤早期剥離でした。あまりにも突然のことでわが身に何が起きたのか理解できませんでした。翌日、初めて保育器の我が子を見た時、「生きていた」という安堵感と同時に、今にも消え入りそうな小さな小さな姿に「不安」というより「怖い」という気持ちに襲われたことを今でもはっきりと覚えています。
そして、自分一人だけがまるで地の底に突然突き落とされた感じ・・・。

二人目の出産とは言え、ここまで早い出産とここまで小さな赤ちゃんの存在は知りませんでした。この子の命は続くのだろうか?どんな風に育っていくのだろうか?NICUの看護師さんにNICUの中に同じぐらいの体重で生まれたお子さんを見てみたいと訪ねてみましたが、やはりそこは病院の中。簡単に個人情報を教えていただくことはできません。そんな時、NICUの待合室で私より少し前に300g台でお子さんを出産されたお母さんから声をかけてもらい、気持ちがホッとしたことを覚えています。ネット上の情報ではなく、すぐ近くに生きている子がいるという事実に、初めて希望の光が見えたというか・・・。

それからは、親だからこその「手当て」だと自分に言い聞かせ、優しく優しく、祈りを込めて、小さな小さな命を両手で包み込む毎日。

誕生から6カ月。やっとお家に帰ってきました。嬉しい半面、不安な育児のスタート。それまで24時間体制で医師や看護師、たくさんの機械で異常がないか監視されていたものを果たして一人でできるのか??最初のうちは怖くて怖くて、夜中に何度も、ちゃんと呼吸をしているのかと顔を近づけ確認をしていました。

出産前後、そしてお家での生活にはたくさんの不安材料と情報の不足。兄弟児のこと。特にお母さんのメンタル面での早期フォローは赤ちゃんにとってもとても必要なはず・・・。そんないろいろな想いを、当時、筑紫保健福祉環境事務所に勤務されていた助産師さんが受け止めてくださいました。

娘が1歳の誕生日を迎える時、筑紫保健福祉環境事務所の協力を得て、NICUを共に過ごしたお友達と一緒にこの「Nっ子クラブ カンガルーの親子」立ち上げることになりました。

平成18年11月16日。第1回目の定例会、9組の親子が集いスタートしたこの日が「Nっ子クラブ カンガルーの親子」のお誕生日です。そして、現在140組を超えました。1000g未満の超低出生体重児が半数以上です。200g、300g台で生まれたお子さん、22週で生まれたお子さんもいらっしゃいます。子どもたちが経験した治療や手術なども様々です。気が付けば会発足から10年が経過。小学生、中学生、社会人になったNっ子たちも出てきました。おしゃべりサロンなどから地域で活動したいと自主グループも誕生し、2017年4月、「Nっ子ネットワーク」の姉的存在として「Nっ子ネットワーク カンガルーの親子」と名称を変更しました。

きっと医療が進んだ今でも、小さく、早く、赤ちゃんを産んだことで、自分を責めたり、不安がたくさんだったりということは変わらないのだと思います。1500グラム未満で生まれた極低出生体重児は全出生数の1%。1000g未満の超低出生体重児となるともっともっと少ない存在です。NICUでのこと、家庭での育児でのこと、不安や疑問を共有できる、そして、相談できる仲間、先輩ママの存在は心強いものです。お子さんの抱えている問題が近い方同士が、直接、顔を合わせて話ができることが一番大きな支えになっているようです。

会のコンセプトは「お母さんの笑顔が子ども達の一番の栄養」
まずはお母さんが笑顔になること。元気になること。子ども達にとって、お母さんの笑顔と元気が一番の栄養だからです。

 ここに仲間がいるよ
決してひとりで悩まなくてもいいんだよ
あせらず 気負わず ありのまま

いろんな人とお話をして、勇気と元気をもらってください。
お母さんの笑顔と元気はお子さんに伝わります。
そして、次のお母さん、お子さんに伝えていってくださいね。
そう願って、これからもさまざまな活動を展開していきます。

Nっ子ネットワーク カンガルーの親子  代表 登山 万佐子

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